[Fedora-trans-ja] Re: TQSG とF9 Release Note翻訳完了

M.Takahashi m.takahashi @ personal.email.ne.jp
2008年 5月 27日 (火) 11:32:49 UTC


高橋です。

Ryo Fujita さんは書きました:

> 比較的この業界に籍を置いて長いですが、
> 「実時間カーネル」という単語は残念ながらあまり見たことがありません。
> 「リアルタイム」はjargonだと思いますが、
> 「実時間」を見た時に英語のrealtimeという単語の指す概念が浮かぶかどうか...。
> 
> 実際、「"実時間カーネル"」ググってみると、39件。
> 重複をのぞいた2件目は、議題になっているドキュメントです。
> これに対し「"リアルタイムカーネル"」は5670件。
> 数が多いから正しいという証左にはなりませんが、
> やはり人口に膾炙している「用語」を用いることは時に必要だと思いますよ(^^ゞ
> 


“realtime”を“実時間”にするか、“リアルタイム”にするか
については、藤田さんの考えに同意です。

“tickless”に関しては、“tickless”で一つの
単語ですから、“tickなし”という表記は中途半端という
印象になります。

“tick”に相当する適切な日本語が存在するのでしたら、それを
使用するのが最良の選択であるかと思いますが、適当な訳語が
見つからず、やむを得ない措置として“tickless”という
表記を提案しております。

例えば、“スプーン”を“サジ”と訳す事はできますが、
“フォーク”は、どのように訳しましょう?

“tickless”の場合と同様で適切な訳語が存在しない
わけですから、“やむを得ない措置”であると思います。

江戸時代のように、日本人が外来語に縁のない生活を送っているのならば、
言葉を創ってでも、漢字と平仮名にする必要があるかもしれませんが、
現代の日本では逆にカタカナ語を含む外来語を排除した生活は、不可能に
近いような気がしますので、日本語、カタカナ語、原文の中から、どれを
選択するかについては、あまり日本語に固執しなくても良いのではないかと
思います。

P.S.
“runtime”については、本来は“runtime library”と書く
ところを省略した形態と思われますが、“実行用ライブラリ”とか
“実行時ライブラリ”という表記であれば問題ないと思いますが、
“実行時”という表記だけでは、何の事やら分かりづらいと
思いますので、こちらについても“ランタイム”というカタカナ語の
表記で良いと思います。

“native”の訳語については思案中。


-- 
高橋




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